一般社団法人日本バスケットボール選手会(JBPA) -Japan Basketball Players Association-

令和6年能登半島地震 復興支援活動

(2024年8月16日)


令和6年能登半島地震の復興支援活動の一環として、2024年6月15日・16日にB.LEGAUE Hopeと連携して、珠洲市・輪島市・七尾市にて復興イベントとバスケットボールクリニックを実施いたしました。

6月15日(土)
珠洲市立上戸小学校にてゴール寄贈とバスケットボール交流、炊き出しも実施
震災直後は体育館が避難所として使用され、現在同校のグランドには約40戸の仮設住宅が建ち並んでいます。
同日のイベントには、永吉選手、飯田選手、野﨑選手、森井選手、三ツ井選手、高比良選手、田渡選手、市川選手、奥田選手選手、河村選手、矢野選手が訪問。珠洲市内の小・中・高生約50名とその保護者、また仮設住宅や近隣にお住まいの方々が参加されました。

輪島市立輪島中学校にて約150名の小中学生が選手たちと楽しく交流会を実施
同校は震災から半年が経った今でも、避難生活の場として体育館が避難所としても利用されている場所です。また、輪島市内の複数の小中学生が通い、多くの子どもたちが学校生活を送っている場所でもあります。2014年に新校舎が立った輪島中学校ですが、震災でテニスコートやグランドが地割れしてしまい、部活動や体育の授業が十分にできない状況にもありました。
そのような環境下にある子どもたちが少し身体を動かすきっかけになればとの想いで、校内の中庭にバスケットゴールとボールを寄贈させていただきました。当日は、約150名の小中学生が選手たちと楽しく交流会を実施しました。

6月16日(日)
七尾市田鶴浜体育館にて県内約300名の小学生を対象にバスケットボールクリニック
今回のバスケットボールクリニックでは、石川県全域から小学生が参加しました。
ボールを使った選手との鬼ごっこから始まり、グループ別にドリブルやシュートのスキル指導、さらに選手対小学生での5対5が実施されました。
石川県野々市出身の森井選手はクリニック中、「練習は毎日続ける、毎日意識することが大事」「(試合中)はコートに出ている人だけじゃなく、応援も大事。しっかり声を出していこう!」など、スキル指導だけでなくバスケットボールに取り組む姿勢の大切さも伝えていました。

<参加選手>※所属はB.LEAGUE 2023-24シーズン時点
永吉佑也 選手(サンロッカーズ渋谷所属)
飯田 遼 選手(川崎ブレイブサンダース所属)
野﨑 零也 選手(川崎ブレイブサンダース所属)
森井 健太 選手(横浜ビー・コルセアーズ所属)
三ツ井 利也 選手(信州ブレイブウォリアーズ所属)
長野 誠史 選手(シーホース三河所属)
高比良 寛治選手(長崎ヴェルカ所属)
田渡 凌 選手(福島ファイヤーボンズ所属)
市川 真人 選手(ベルテックス静岡所属)
奥田 雄伍 選手(愛媛オレンジバイキングス所属)
河村 美幸 選手(トヨタ紡織シャンシャインラビッツ所属)
矢野 凪紗 選手(姫路イーグレッツ所蔵)

【永吉 佑也 選手】
「実際に現地へ行き、当たり前が当たり前ではないということを、再認識させられるとともに、能登半島への復興支援がまだまだ足りていないという現実への虚しさも感じました。これからも能登への継続的なサポートが必要だと感じ、私として何ができるか考えるきかっけとなりました。日本バスケットボール界全体で、能登のためにも、社会のためにも、恩返しも込めて、このような活動をこれからも続けていくことが重要だと思います」

【森井 健太 選手】
「今回沢山の方々の協力や支援のおかげで、地元石川県でチャリティーイベントを開催することができ、そして参加することが出来てとても感謝しています。 僕自身、震災後初めて能登に訪れましたがまだまだ厳しい状況は続いていることが分かりました。小さい頃過ごした事がある場所でもあったので心苦しい気持ちはありますが、そんな中でも前を向いて頑張ろうとしている子どもたちや多くの人々と接する機会があり、元気を与えるはずの僕自身が大きな力を貰いました。 自分が出来ることは小さなことかもしれませんが、これからも継続的に地元の為に出来ることは続けていきたいと思います。 能登は自然豊かで、心温かい人も多く素晴らしい所なので、是非皆さんも訪れて欲しいと思います」

【矢野 凪紗 選手】
「今回初めて被災地復興支援活動のイベントに参加させていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。 被災地に行き、家が崩れていたりビルが横に倒れていたり、地面が割れていたりする状況を見てとても驚きました。 そんな中、子どもたちと一緒にバスケットボールをしたり、ボール遊びやリレーなどをしたりして、笑顔で楽しんでいる姿に私も元気をもらいました! 今度は私たちが被災地の子どもたちに元気や勇気を与えられるよう頑張りたいと思います!」

https://www.bleague.jp/b-hope/hope-action/action_detail/id=435420